山形の稲作と自然 生産と安全対策 集荷・保管対策

 

美味しいお米のための、清らかな水と昼夜の寒暖差が大きい盆地型気候。
恵まれた気候風土で育ったお米を厳格な検査をしたうえで、
山形ブランドをお届けしていきます。

山形の気候


清らかな水と昼夜の寒暖差が大きい盆地型気候。


清らかな水と豊かな土壌が良質米を育む

山形県は、奥羽山脈などの山々が、オホーツク海や太平洋からのヤマセ(冷たい風)の侵入をさえぎるため、冷害が起こりにくく、山々からの雪解け水は「最上川」の清らかな流れとなり大地を潤し、水稲栽培に適した肥沃な土壌が理想のお米を作ります。

清らかな水と豊かな土壌が良質米を育む図

 

全国の良食味米には、山形で誕生した2種類の米のDNAが引き継がれています

現在、良食味と評価されている品種の血筋をたどると、その先祖には「亀ノ尾」、「森多早生」という品種にたどりつきます。両品種とも山形県庄内町(旧余目町)で誕生しています。
「亀ノ尾」は、安定多収・良質良食味米と評判になり全国に普及。「森多早生」は、短稈・早生・耐肥性・多収・良質という「農林一号」の母となり、良食味品種の双璧とされるササニシキとコシヒカリが誕生しています。

昼夜の寒暖差がお米を美味しくします

農産物のうまみを大きく左右するのは昼夜の寒暖差、お米も例外ではありません。稲作にもっとも大切な7月〜9月中旬の昼夜の寒暖差が大きい山形では、太陽の光を十分に受けた稲が、涼しい夜においしさと栄養をじっくり米粒に蓄えます。

昼夜の寒暖差が大きく稲作に適した山形の気候(2015年最高、最低気温の推移)
昼夜の寒暖差がお米を美味しくします

 

生産対策と安全対策


食味の向上と安定生産には、安全性を備えた「土づくり」の取り組みがあります。
厳格な検査をしたうえで、山形ブランドをお届けしていきます。


高品質・良食味米生産のためのケイ酸を含んだ土づくり資材

稲が必要とする養分の中で、農家が肥料として施す養分(窒素・リン酸・加里)のほか、不足しやすい養分を補給します。また、安定した高品質・良食味生産の取り組みとして「活力ある土づくり連絡協議会」で、土づくり技術の普及、稲の登熟のために重要なケイ酸質肥料の普及に取り組んでいます。


良質な堆きゅう肥の有機物で作る理想の土壌

土の中の空気や水の通りを良くするため、土の構造を団粒構造にします。そのためには、土の粒子を結びつける腐植が豊富に含まれていることが必要なため有機物を施します。

特別栽培米等の普及・拡大

JAグループ山形では、良質米の産地として"食べる人と環境にやさしい米づくり"を目指し、農薬・化学肥料の使用を通常の半分以下に抑えた特別栽培米等の取り組みを行っています。

特別栽培米等の普及・拡大

高品質・良食味米生産のための理想の土づくり

安定した高品質・良食味米生産の取り組みとして「活力ある土づくり連絡協議会」で、土づくり技術の普及、稲の登熟のために重要なケイ酸質肥料の普及に取り組んでいます。
また土壌分析を行い、稲の生育に重要な養分や土の団粒構造に必要な腐食を測定し、その数値をもとに適切な施肥指導をおこなうことで、高品質・良食味米生産に取り組んでいます。

特別栽培米等の普及拡大計画・JA全農山形が実施する水田土壌分析

 

肥沃な土

農作物の安全・安心検査

JA全農山形では、農作物安全検査室を設け、農薬の残留基準のポジティブリスト制度(例外的に使用、残留などが認められる一覧表)の遵守のため、残留農薬の検査を実施しています。
また、異品種混入防止対策として、DNA鑑定を行い信頼確保に努め、栽培履歴の記帳を徹底し、種子から出荷までの各段階での指導を行っています。
今後とも、安全・安心な山形のお米を消費者に届けていくための取り組みを、積極的に実施してまいります。

農作物の安全・安心検査

公正な農産物検査への取り組み

JAグループ山形では、国の農産物検査登録を受け、資格を持つ多くの民間検査員が活躍しています。
そして、今後さらなる養成および技術向上をはかるため「JAグループ山形農産物検査連絡協議会」を設立し、定期的な研修会を開催することで生産者や消費者の信頼が得られる公正な農産物検査を実施しています。


山形県の地域別品種作付け構成(28年産実績)

山形県の地域別品種作付け構成は、はえぬきを主体とした構成となっております。

山形県の品種作付け構成の推移図

 

 

集荷・保管対策


JAグループ山形集荷目標450万俵を設定し、
JAグループ一丸となって達成に向け努力してまいります。


集荷拡大を目指して
以下の取り組みを実施していきます

◎精度を高めた最大水準での概算金設定 ◎大規模生産者組織化への助成 ◎集荷結集に向けた出荷目標達成への奨励 ◎大規模・若手生産者の消費地研修の開催 ◎個人フレコン集荷への支援対策 ◎生産者向け出荷促進ラジオCMの放送 ◎集荷キャラバン隊での出荷促進 ◎集荷推進支援資材の提供

高品質を保つ保管技術
厳しい農産物チェック体制

「山居倉庫」に象徴される昔ながらの保管技術に加え、近代的なカントリーエレベーターを活用し、お米を「籾」の状態で保管することで、 お米を一番おいしい状態でお届けしております。
また、農産物検査法の規格規定にもとづいて、適切かつ厳格に検査を行い、1等米〜3等米、等外米に格付けしています。さらに、含有水分が15%を超えないよう徹底し、検査証明書欄への記載・押印についても入念に確認しています。

山形県内の共同乾燥貯蔵調製施設の設置状況(平成29年3月時点)

保管体制の行き届いたカントリーエレベーター

 


新たな保管体制の構築に向けて

JA全農山形では連合農業倉庫等の効率的な集約・再編に取り組んでおり、その第一歩として、新たな連合農業倉庫「庄内南部ライスステーション」(仮称)を平成31年度に取得予定としております。
新たな倉庫の取得により、JAグループ一体となった集荷・検査〜保管・出荷体制を構築することで、①大規模生産者からのフレコン集荷の拡大、②実需者への安定した品質での通年供給等の実現を目指します。

庄内南部ライスステーション(仮称)の概要

 

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