ニラはユリ科の多年草で、ラッキョウやタマネギと同じアリウム属。中国西部の原産とされ、寒さにも暑さにも強いという特徴がありますが、栽培されているのは東洋だけです。日本では古事記に記述があり、かなり古くに伝来したようです。
鮮やかな緑色の葉は、見るからに滋養がありそうで、特有の匂いもカラダに効いてきそう・・。ニラはひと頃のモツ鍋ブームで爆発的に需要を伸ばしましたが、その後もおいしさと健康食ブームで人気が定着。ニラのおひたし、卵とじ、ニラレバ炒め、ギョウザなどなど、毎日の献立作りにも欠かせない野菜となっています。
年5〜6回収穫することも可能ですが、山形県では品質にこだわって3回に制限しています。雨を嫌って適度な乾燥を好む性質があり、排水には気を遣い、雨よけハウスや専用の乾燥機を導入してこまめに手をかけます。「やることをやっておけば、あとは放っておいてもどんどん伸びてくれる」と生産者の方。ニラは収穫後も、横に寝せておくと上に伸びようとして起きあがってくるため、出荷箱は『立て詰め』が原則。いかにも精が強い証拠です。
「冬を越して、雪をくぐって春先に出るニラは最高においしいね。柔らかいし、滋味も一番のっています」。こうして元気良く育った最上地方のニラは、『達者de菜』のブランド名で市場をにぎわしています。 |