食用菊


食用菊 しゃきしゃきとした歯ごたえ、ほのかな香り、ふっと甘くてほろ苦く・・優雅な菊の花びらを食用にすることは、江戸時代から始まったとされています。
 山形県は食用菊の生産量で全国1位。東京都中央卸売市場で扱う6割以上は山形産が占めています。
 数ある品種の中でも、独特の香りと風味、味の良さで『食用菊の横綱』と評価されるのが、淡い紫色の「もってのほか」です。正式には「延命楽」という品種ですが、「もってのほか」という愛称の方が広く知られている名前の由来は、「天皇の御紋である菊の花を食べるとはもってのほか」とか、「もってのほかおいしい」といったことから転化したとか・・。
 「もってのほか」は、食用菊の中では最も晩生で、収穫は9月上旬頃から。花びらが筒状に丸まった管弁なので、しゃきしゃきとした歯ざわりが特徴です。
食用菊 一方、黄菊は比較的柔らかく、色の華やかさで安定した人気。山形県では、「寿」「岩風」などの品種を作付けしています。電照での抑制栽培、ハウス栽培などを導入、いくつもの品種を組み合わせて周年出荷を行っています。
 もともとは京都辺りで食用が始まったとされますが、東北が主産地となり、今では地方食的な色合いが濃くなりました。
 和え物、おひたし、天ぷら、酢の物、吸い物など、食べ方は色々。ゆでる際に酢をたらすと色良くゆで上がります。また歯ざわりを楽しむので、ゆですぎないことが肝心です。地元ではなすやきゅうりと一緒に漬け物にしたり、甘酢漬け、塩漬けなどの素材としても大変好まれています。

成分表
エネルギー 34kcal たんぱく質 1.4g
脂質 -g 糖質 7.3g
繊維 1.2g カルシウム 22mg
リン 29mg 0.7mg
ナトリウム 2mg カリウム 290mg
カロチン 90μg ビタミンA効力 50IU
ビタミンB1 0.10mg ビタミンB2 0.11mg
ナイアシン 0.5mg ビタミンC 21mg

主な産地
山形市・寒河江市・上山市・米沢市・川西町ほか

品種別収穫時期

品種 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
黄菊



































もってのほか




































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