まいたけは、数あるきのこの中でも、味、香り、歯ごたえの三拍子そろった人気者です。天然ものにはあまりお目にかかれないため、「幻のきのこ」ともいわれてきました。その偶然見つけることしかできなかった味覚を、栽培まいたけは食卓に乗せてくれました。
「自然の状態にかなり近いため、天候に左右されることもあります。でも順調に育って、ひとかかえもある大輪の菊のような立派なきのこができたりすると、楽しいし、やっててよかったと思いますね」とは、原木まいたけの生産者の方。原木にはミズナラ、コナラなどを玉切りにしたものを利用。殺菌処理などの後、まいたけ種菌を接種して約半年間培養します。ほだ木が熟成したら、林の中やハウス内の土中に伏せ込み、土でおおいます。この際は、天然環境のブナなど広葉樹の腐葉土を使います。
1年後の秋、気温が20℃を切る頃からまいたけの発生が始まり、1週間ほどで収穫することがでます。1度目の収穫を終えても、3〜4年の間は、毎年秋に収穫が可能だそうです。
このような原木栽培のほか、人工的な床にまいたけを発生させる菌床栽培なども盛んで、周年供給が可能になりました。 まいたけは機能性食品としても注目されています。まいたけのベータグルカンという成分は、ガン抑制に対して、他のきのこよりも強い作用があるといわれています。また制ガン剤と併用することで、制ガン剤の副作用を抑える効果もあるといわれています。実際にまいたけとは、健康が増進して舞い上がるきのこなのかもしれません。 |