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山形県さくらんぼハウス栽培研究会 現地研修会を4年ぶりに実施

山形県さくらんぼハウス栽培研究会(事務局=JA全農山形)は4月18日、村山市にあるハウスサクランボの圃場で現地研修会を開催しました。

 

コロナ禍の影響を受け、4年ぶりに実施。

5月中下旬の出荷最盛期を前に生育状況などを確認するため、当研究会の会員や県内JAの他、東京の青果市場担当者らなど約50人が参加しました。

 

はじめに、JAみちのく村山果実選果場で今後の栽培管理の要点確認やサクランボの詰め方講習が行われた後、管内の圃場2園地を視察し、施設の概要や、管理方法について工夫している点と注意点を参加者同士で共有しました。

 

JA全農山形園芸部では、前年比9トン増となる180トンの出荷を計画しています。

当初は出荷進度がやや遅れていたものの、気温の高い日が続いたこともあり順調に生育しており、出荷量と価格はともに前年並みで推移しているといいます。

 

また、インバウンド(訪日外国人)需要はコロナ禍前に戻りつつある一方、消費者は物価高で嗜好品を買い控える傾向にあると分析。

JA全農山形では、市場や産地との連携を強め、品質確保の徹底と需要に応じた規格の出荷・販売に努めていく方針です。

 

当研究会の須藤一元会長は「我々は日本一のサクランボ産地として、一層の技術向上を図り、消費地が望む品質のものを安定供給する責務がある。適期収穫と厳選出荷を徹底していく」と力を込めました。