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園芸

新型コロナウイルスの影響を受け、全農主催で市場と産地をつないだウェブ会議を実施。

JA全農山形は、インターネットのテレビ電話アプリ「Skype」を使用して、生産者と市場関係者を結びつけるウェブ会議システムを導入しました。

5月12日は、当システムを活用した今年度初の「サクランボ販売対策会議」が開かれました。

 

東京や名古屋、広島など県外16社の市場と東京・大阪に駐在しているJA全農山形消費地販売部職員など計31人が参加。

販売方針や出荷時期などを確認し、活発な意見交換が行われました。

 

県産園芸品目の本格的な出荷シーズンを直前に控えるこの時期は、例年、円滑な出荷・販売体制に向け、市場関係者らとの打ち合わせが行われていました。

 

今年は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う県外との往来自粛により、会議や商談ができず、十分な意思疎通が難しい状況となっていました。

これを受けて、JA全農山形園芸部がウェブ会議による打ち合わせを計画。

最大250人が同時に参加でき、電話やメールよりもスムーズな情報共有が可能となります。

 

JA全農山形園芸部によると、今後は販売対策や市場戦略会議の他にも、生産者大会や商談など幅広い活用を想定しているとのこと。

サクランボのシーズンが本格的に始まれば、頻繁に会議を開き、迅速な対応を行う方針です。

 

JA全農山形園芸部の鈴木雅昭次長は「顔を見ながら話せると安心感がある。生産者や市場関係者の不安を解消し、こういった状況の中でも柔軟に対応していきたい」と話しました。