2025.12.17
園芸
2025年度ハウスサクランボ販売反省検討会及び栽培研修会を開催しました!
山形県さくらんぼハウス栽培研究会(事務局=JA全農山形)は4日、天童市で販売反省検討会と栽培研修会を開催しました!
同研究会会員や県とJA全農山形の担当者ら約80人の他、東京青果(株)果実第3事業部の小野塚大悟副部長と大果大阪青果(株)果実部の中内聖隆課長にもご参加いただきました。
JA全農山形担当者が今年の生産や販売概況について報告した他、同研究会会員と市場担当者で意見交換会を行いました。また、山形県の担当者から県内各地域の栽培状況や課題を報告し、近年の異常気象への対応策について講演が行われました。
今年のJA全農山形の取り扱い出荷量は前年比2%減となる116トン、1キロあたりの単価は前年比10%増の7,378円でした。
販売面では、様々な物価高騰の影響で嗜好品となる果物の消費減退が危惧されたものの、品質確保の徹底や需要に応じた出荷対応により、引き合いは保たれました。
一方、生産資材は一部の原料情勢は落ち着いているものの、国内における人件費・光熱費の上昇等により依然値上げ基調となっています。また、担い手の高齢化や労力不足などにより、栽培者数や栽培面積は減少傾向にあります。
同研究会では次年度の販売を見据え、最大需要期となる4月下旬から「母の日」までの安定的な数量確保を最重要課題とし、気象に対応した生産体制と需要に合わせた荷姿での出荷を行うなど、JAや市場と一丸となって生産・販売に取り組む方針です。
















