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JA全農山形おきたま園芸ステーションの機能を活用した「デラウェア」の小分け・包装を実施

JA全農山形は「JA全農山形おきたま園芸ステーション」で、集荷したぶどう「デラウェア」を300gのフードパックへ小分け・包装して出荷しました。

生産者の箱詰めの手間が省け、段ボール箱などを使わないために資材コストを削減できるほか、有利販売にもつながると期待されています。

 

同園芸ステーションは、全農山形が県南地域の広域共選拠点として建設し、2019年4月に稼働しました。

(おきたま園芸ステーション竣工式についての記事は こちら から)

 

「デラウェア」のフードパックへの小分け・包装は、昨年5月から始めたアスパラガス、さくらんぼに続くもので、8月上旬から末までの約1か月間、およそ1万8千パックの製造出荷を行いました。

 

「デラウェア」は通常、生産者自ら箱詰めした2㎏箱が市場流通の主流となっていますが、同ステーションで6㎏コンテナにまとめて集荷することにより、生産者の箱詰めをする手間が省かれ、作業負担の軽減につながります。

 

また、小分け・包装をすることにより、パック商品として販売が可能なため、量販店での効率化やコスト削減や、販売単価を抑えた有利販売にもつながると考えられています。

 

園芸部園芸事業開発課の柴田早苗課長は「産地では生産者の高齢化・担い手不足が課題となっている。本会の機能を活用することで、生産者の作業軽減・手取りの拡大などの産地側の課題と市場の需要に応えるという販売側の課題双方の解決の架け橋となれるようこれからも取り組んでいく」と話しました。