NEWS & TOPICS

ニュース&トピックス

営農

万全の対策を!防霜対策資材の実演会を開催しました!

JA全農山形は12月15日と16日の2日間、防霜対策資材の実演会を開き、(有)秀機のリターンスタックオイルヒーターと花楯産業(株)のオイルヒーターを紹介しました。

県内全域の15JAと各地域の組合員に紹介するため、15日は庄内地区と最上地区を対象に山形県三川町と新庄市で、16日は村山地区と置賜地区を対象に山形市で実施しました。

 

実演会では、各社の担当者が点火から消化まで一連の流れを実演し、使い方や使用時の注意点を説明。

参加者から機能や活用方法について質問が挙がると、担当者が資料を用いながら丁寧に答えました。

 

山形県では、4月に起きた凍霜害によって30市町村で約4201haの被害がありました。

農業被害額は130億700万円にのぼり、記録が残っている1963年以降最悪となりました。

この凍霜害による一連の被害を深刻に受け止め、被害を受けた圃場の現地確認をはじめ、各関係機関やJAの担当者らへの聞き取りや話し合いを重ねてきました。

そんな中、現場で必要となる新たな対策を模索していたところ、関係者からオイルヒーターの紹介を受けました。

 

オイルヒーターは、燃料となる灯油を燃やして円筒部から放出される熱により外気をあたためるヒーターで、圃場に電気や水が無くても使用できます。

従来の燃焼系防霜対策資材より、熱量が大きく、発熱時間も長いことから、生産者の省力化・軽労化にもつながると考え、JA全農山形の防霜対策資材の取り扱いラインナップに加えることを決めました。

 

JA全農山形では、今後も各JAへのパンフレット配布や定期的な実演会などで凍霜害への対策を積極的に呼び掛けていきます。