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大玉生産を目指して!庄内柿振興協議会 夏期研修会を開催!

庄内柿振興協議会は7月30日、酒田市の庄内JAビルで、庄内柿振興協議会夏期研修会を開催しました。

研修会は、庄内柿振興協議会が、庄内柿の高品質安定生産とブランド力の維持・向上を目的に毎年開催しています。

同協議会の役員・会員、庄内地区のJA職員、県、JA全農山形の担当者ら約40人が参加しました。

 

研修会冒頭のあいさつで同協議会の板垣允俊会長は「今年は4月の降霜により出荷が出来ないほど被害が甚大な地区がある。これまでに経験したことがない状況ではあるが、今着果している果実を大事に管理し、大玉出荷にむけて全力で取り組んでいく」と話しました。

 

研修会では優良生産者による事例発表が行われ、JA庄内たがわ管内の齋藤裕志さんと、JA庄内みどり管内の庄司隆さんが、大玉栽培における丁寧な整枝・剪定の重要性を説明しました。

 

また、庄内柿は近年、アジア向けの輸出にも力を入れていることから、山形県国際経済振興機構の輸出業務責任者である漆原意チーム長兼県産品輸出コーディネーターが「海外マーケットの開拓と庄内柿の輸出状況について」と題し講演を行い、「庄内柿は海外でも高く評価されている。ブランドを確立するため、高品質で果肉のしっかりした大玉な商品を今後も生産して欲しい」と話しました。

 

JA全農山形園芸庄内推進室によると、4月に起きた霜害の影響を受け、一部地域では芽が枯死する被害が確認されており、平年並みの出荷量は見込めないことが予想されますが、適期収穫を呼び掛け、出荷数量の底上げをはかっていくといきます。

さらに、昨年より高単価で販売出来るよう、早期に販売先と綿密な連携をはかっていく方針です。