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園芸

品質の底上げに向けて「シャインマスカット」目揃会・意見交換会を開催しました。

山形市内にあるJAやまがた本沢集荷場で10月3日、大粒種の高級ブドウ「シャインマスカット」の目揃会と意見交換会を開催しました。

JA全農山形や主産地JAの担当者ら約20人が参加しました。

 

県産品の品質向上と市場評価を高める目的でJA全農山形が実施。

JAやまがたから実際に出荷されるものをサンプル品に用いて、選果基準や梱包の際の注意点を確認し合いました。

 

意見交換会では、JA全農山形の担当者が今年の生育状況と出荷・販売状況を報告。

全国の栽培面積は昨年比7%増となっており、山梨県と長野県の2大産地を筆頭に、全国的に生産基盤が年々拡大しているといいます。

 

JA全農山形では、生産量が増加していながら高単価を維持していることから、消費者や市場からの需要も高く留まり続けていると分析し、他産地との競争が激しくなる中、県産品の品質の底上げと高位平準化を推し進めています。

また、産地と市場との連携を強化し、高品質なものを安定的に供給する体制を整えるため、産地JAに出荷規格の遵守を呼び掛けていきます。

 

県内の出荷は8月3日のJA山形おきたまを皮切りに始まり、12月下旬頃まで続く予定です。

8月に起きた大雨により、県内の広範囲で一部裂果が見られるものの、順調に生育が進んでおり、JA全農山形では今年、21年比およそ2%増となる約300トンの出荷を計画しています。