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物流「2024年問題」を見据え、JRコンテナで庄内メロンを試験輸送!

JA全農山形は7月5日と12日、JRコンテナによる庄内メロン試験輸送を実施しました。

 

働き方改革関連法による時間外労働時間の上限規制など、ドライバーの確保や長距離輸送が困難となる「2024年問題」を見据えた輸送力確保が目的。

関西への輸送手段の一部を鉄道にすることで、持続可能な輸送体制を構築することが狙いです。

 

今回の試験では、庄内メロンの主産地であるJA庄内みどり浜中選果場で約6トンのメロンをコンテナに積み込みJR貨物酒田港駅から新潟・北陸を経由し、大阪府のJA全農青果センター大阪センター(以下「全農大阪センター」)向けに輸送。

保冷タイプのコンテナ1基を使用しました。

また、全工程において、輸送途中における温度や湿度、揺れによる衝撃度合いなどを検証した他、パレットに荷物を積み付ける「パレタイズ化」を実施し、運送事業者の手荷役を軽減しました。

 

今回の試験結果をJA全農山形園芸部園芸庄内推進室の齋藤努室長は「販売先からは、品質低下もなく食味も良好との評価をいただいた。2024年問題への解決の糸口になるだろう」と期待を寄せています。

 

JA全農山形では今後、遠隔地を中心に列車輸送試験を継続し、トラックでの中継輸送や、列車とトラックの組み合わせ試験、他品目での輸送試験にも挑戦し、次年度の輸送に備えていく計画です。