JA全農山形と山形県JA園芸振興協議会は９月29日、JR山形駅の東西自由通路で大粒種の高級ブドウ「シャインマスカット」の品評会を開催しました。

 

厳正な審査の結果、JA山形おきたまの青木憲一さんが、最優秀賞・山形県知事賞に選ばれました。

主産地７JAから、2017年の品評会開催以来、最も多い53点の出品がありました。

 

審査委員長は山形県農業総合研究センター園芸農業研究所の米野智弥所長が務め、県やＪＡ全農山形の代表者らが、房の形状や果皮色、食味などの10項目を審査。

米野所長は「全国的に『シャインマスカット』の栽培面積が拡大している中、山形県産は他産地に負けない品質とブランド力を持っている。生産者の丁寧な栽培管理により、過去最高の出品数になった今年は、どれも粒揃いや房形状がすばらしく、非常に難しい審査になった」と講評しました。

 

今年は乾燥による果実の肥大不足が一部地域で見られたものの、昨年多かった裂果の発生は少なく、食味良好で糖度が高い傾向にあるといいます。

出荷は10月中旬頃まで続く見通しで、JA全農山形では約400トンの出荷を計画しています。

 

受賞者は次のとおりです（かっこ内はJA名）。

▽最優秀賞・山形県知事賞

青木憲一さん（JA山形おきたま）

 

▽優秀賞・全農山形県本部運営委員会長賞

鈴木聡一郎さん（JA山形おきたま）

 

▽優秀賞・山形県果実研究会長賞

フルーツサトー佐藤道幸さん（JAさがえ西村山）

佐藤大輔さん（JA山形おきたま）

 

▽優賞

稲泉秀規さん（JA庄内たがわ）

フルーツサトー田中岳弘さん（JAさがえ西村山）

猪野耕次さん（JA山形おきたま）

鈴木隆宏さん（JA山形おきたま）

齊藤善之さん（JA山形おきたま）

佐竹祐宏さん（JA山形おきたま）

井上雄輝さん（JA山形おきたま）

沼沢清司さん（JA山形おきたま）

高橋慎吾さん（JAてんどう）

山口一樹さん（JAてんどう）