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山形県さくらんぼハウス栽培研究会が現地研修会を実施。栽培状況などを確認しました!

山形県さくらんぼハウス栽培研究会(事務局=JA全農山形)は4月16日、5月中下旬の出荷最盛期を前に、東根市にあるハウスサクランボの園地で現地研修会を開催しました。

 

当研究会の会員や県内JA、山形県の他、東京の青果市場担当者など約100人が参加。

はじめに、JAさくらんぼひがしねの若木集荷場で今後の栽培管理や市場情勢について確認した後、化粧箱やパックへの詰め方について生産者による実演を交えた講習を実施しました。

その後、管内にある2つの園地を視察し、管理で工夫している点や注意点などを共有しました。

 

今年は記録的な暖冬で、低温遭遇時間が例年よりも少ない中で加温開始となった園地も見られ、生育のバラつきが例年より大きい傾向にあるといいます。

また3月の低温により、一部地域では生育停滞が見られ、前年同時期と比べて出荷量は少なく推移しており、単価は前年度を約1割上回っている状況です。

 

今後も比較的気温が高い傾向が続くため、県の担当者がハウス内での高温対策の実施と適期収穫、厳選出荷を呼びかけました。

 

当研究会の須藤一元会長は「日本一の栽培地である誇りを胸に、安定供給と高い品質を維持し、県全体でのさらなるレベルアップを目指していく」と力を込めて話しました。