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水稲生産技術の向上を目指して。活力ある土づくり実践集団連絡協議会が研修会を実施。

県内の生産者やJA、JA全農山形などで組織する活力ある土づくり実践集団連絡協議会は2月20日、上山市で令和元年度研修会を開きました。

 

この研修会は、土づくりの重要性を再認識してもらうことを目的に毎年開催。

同協議会の会員約80人が出席しました。

 

研修会では、JA全農山形米穀部高橋幸紀部長が、令和元年度県産米の作柄と販売状況を報告。

また、県産ブランド米「つや姫」「雪若丸」のテレビCMをはじめとする、消費者へのPR方法について、他県の実施状況との比較しながら意見交換を行いました。

加えて、会員の圃場(ほじょう)の品質調査結果報告や、JAさがえ西村山の取り組み事例が紹介されました。

 

研修会後半では、新潟県農業総合研究所基盤研究部の大峽広智主任研究員が「水田における土壌管理や土づくりについて」と題した講演を行いました。

大峡主任研究員は、水稲の生育不良を防ぐ対策を紹介し「米のブランド価値を維持するためには、土壌の性質をきちんと把握し、継続した土づくりに取り組むことが重要」と話しました。

 

同協議会では、近年の記録的な高温や大雨などの異常気象を踏まえ、肥料がもたらす効果の重要性などを示した組合員向けのチラシを作成し、作業が本格的に始まる前にJAを通じて配布する予定です。