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鉄コーティング水稲種子をドローン播種。3団体共同で実証試験を実施。

JA全農山形とJAあまるめ、東北スカイテック(株)は、ドローンを活用した鉄コーティング水稲直播(ちょくは)栽培の実証試験を共同で実施しました。

5月7日には、JAあまるめ管内54アールの圃場(ほじょう)で、ヤマハ製ドローン(YMR-08)を使用した播種(はしゅ)作業が行われました。

 

ドローンを使用した散播の場合と、播種機を使用した点播の場合において、収量性や省力効果にどのような違いがあるのか、生育経過を随時確認しながら比較・検証していきます。

 

JA全農山形農業支援統括部によると、鉄粉や石こうを用いた鉄コーティング水稲種子は貯蔵が可能で、土の表面に播種ができたり、鳥害を軽減したりという利点があるとのこと。

そのため、県内の鉄コーティング水稲直播栽培は、平成28年の1746ヘクタールから、令和元年には2117ヘクタールにまで普及・定着しています。

 

播種作業に立ち会ったJA全農山形農業支援統括部の担当者は「今後も農業現場での課題解決を目指すべく、ドローンをはじめ、スマート農業技術の実証試験に取り組んでいきたい」と話しました。