山形県は、美味しいお米が実る、
清らかな水と昼夜の寒暖差が大きい盆地型気候。
恵まれた気候風土で育ったお米を、厳格な検査をしたうえで、
山形ブランドとしてお届けしていきます。
山形の稲作と自然
1.清らかな水と豊かな土壌が良質米を育む
山形県は、奥羽山脈などの山々が、オホーツク海や太平洋からのヤマセ(冷たい風)の侵入をさえぎるため、冷害が起こりにくい地域です。山々からの雪解け水は「最上川」の清らかな流れとなり大地を潤し、水稲栽培に適した肥沃な土壌が理想のお米を作っています。
2.昼夜の寒暖差がお米を美味しくします
農産物のうまみを大きく左右するのは昼夜の寒暖差。それは、お米も例外ではありません。稲作にもっとも大切な 7月〜9月中旬の昼夜の寒暖差が大きい山形県では、太陽の光を十分にうけた稲が、涼しい夜においしさと栄養をじっくり米粒に蓄えます。
集荷・保管対策
1.集荷拡大を目指して以下の取組を実施しています
集荷結集に向けた出荷目標達成への奨励
個人フレコン集荷への支援対策
大規模生産者組織化への助成
生産者向け出荷促進CMの放送
大規模・若手生産者の消費地研修の開催
2.高品質を保つ保管技術と厳しい農産物チェック体制
「山居倉庫」に象徴される昔ながらの保管技術に加え、近代的なカントリーエレベーターを活用し、「籾」の状態で保管することで、お米を一番おいしい状態でお届けしております。また、農産物検査法の規格規定にもとづいて、適切かつ厳格に検査を行い、1等〜3等米、等外米に格付けしています。さらに、含有水分が15%を超えないよう徹底し、検査証明書欄への記載・押印についても入念に確認しています。
「庄内南部ライスステーション」本格稼働!
JA全農山形は令和元年9月20日、連合農業倉庫として、国内最大規模の米広域集出荷保管施設となる「JA全農山形庄内南部ライスステーション」の竣工式を開催しました。JA全農山形の長澤豊運営委員会会長をはじめ、行政や県内JA組合長ら約70人が出席し、施設運営の安全を願う神事を行いました。長澤会長は「庄内南部ライスステーションは、理想的な保管品質・作業品質を確保できる。今後も山形県が米の主力産地であり続け、次代を担う生産者も安心して生産できるよう取り組んでいく」とあいさつしました。
同施設は約2万5000トンの米が収容可能で、15度以下で保管する低温米貯蔵庫10室のほか、農産物検査場も併設し、同日から稼働しました。また、屋内トラックレーンが整備し、どんな天候でも米が濡れることなく出荷できます。倉庫の稼働に合わせて、新米出荷式を同日開催。テープカットや鶴岡東高校チアダンス部によるダンスで、自慢の新米の出荷を盛大に祝いました。